山芋
とろろで親しまれる山芋。
山芋には種類があるのをご存知でしたか?
大きく3つに分類されます。
◆ヤマノイモ
◆ダイショ(大薯)
◆ジネンジョ(自然薯)
そしてさらに、ヤマノイモが
◼︎ナガイモ
◼︎イチョウイモ
◼︎ツクネイモ
に分類されるそうです。
それぞれの違いとしては、『粘り』と『味』が違います。
粘りの強さは ジネンジョ>ダイショ>ヤマノイモで、ジネンジョがピカイチの粘りです。
ヤマノイモはさっぱり味。ダイジョ、ジネンジョは濃厚な味わいです。
ですが、栄養価に大きな違いはありません。
主成分は炭水化物で、カリウムやぬめり成分を含むのが特徴です。
また、アミラーゼがたくさん含まれているので、生の状態でも食べることができる珍しいお芋です。
山芋は漢方薬としても用いられている優等生で、脾(ひ)を強くする「健脾食材」。
「脾(ひ)」とは胃腸と脾臓のことを指しますが、脾の働きが悪くなると胃腸症状(下痢や食欲不振、口臭など)が生じてきたり、つかれやすい、むくみ、尿の量が少なくなるなどのトラブルも生じてきます。正常に働けるように支えたい臓器ですね。
ということで、ぜひ、健脾食材としても山芋を取り入れてみてください。
長芋を堪能するにはおろしたてのとろろが一番ですが、すりおろしたとろろはそのまま冷凍保存も可能なので、ぜひぜひ、愛犬・愛猫の手作りごはんにもトッピングしてください♪
以上、食材辞典「山芋」でした。