鮭(サーモン)
秋になり、私が食べたくなる食材の一つに「鮭」があります。
鮭の切り身は『サーモンピンク』と呼ばれるキレイなピンク色です。
でも実は、鮭って白身魚だってご存知でしたか?
鮭は海で回遊する間に、アスタキサンチンと呼ばれる赤い色素を含むオキアミなどをたくさん食べているので、それで白い身が赤(ピンク)に染まるんだそうです。自然の着色料ですね!
そのアスタキサンチンには、ビタミンCやEにも劣らない抗酸化作用があることが知られています。その抗酸化作用で、自分たちの身を長い回流のストレスから守り、そして卵を紫外線から守るんだそうです。自然ってたくましいですよね!
それ以外にも、鮭にはたくさんの栄養が含まれます。
・良質なタンパク質
・ビタミンA/B2/B12/D
・カルシウム
・コラーゲン
・DHA/EPA
栄養豊富なだけでなく、鮭の味を好む犬猫もとても多いので、秋の食卓に並べたい食材です。
ぜひ、手作りごはんにも活用してください♪
おまけのよもやま
〜川で取れれば鮭?海で取れればサーモン?〜
切り身で見るとなんだか同じものにみえてしまう鮭とサーモンですが、どのような違いがあるのかご存知ですか?
…なーんてもったいぶってみましたが、生物学的にはどちらも「サケ科」に所属します。
なにが違う、というよりも、「サケ」の分類のひとつとして、トラウトサーモンやベニザケという種類が存在するということなんです。
ちなみに、ニジマスやヤマメなども、川魚ですが同じサケ科に所属しています。
「イヌ」の種類に芝犬やトイプードル、チワワなどたくさんあるのと同じですね!
以上、食材辞典「鮭(サーモン)」でした。