夏の冷えにご注意!
◆夏は熱中症が心配…
◆お留守番の間にばてちゃったら大変だから、エアコンしっかりかけておかなきゃ…
◆お散歩から戻ってくると暑そうだから氷水を飲ませてます…
夏は、その暑さゆえの心配事がたくさんありますよね。
でも実は、夏は『暑さ』だけでなく、『冷え』にも注意しなければいけない時期だったりします。
一例、”夏の冷え”が悪影響を及ぼしたわんちゃんのお話をさせていただきますね。
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数日前から「足がふらつく」とのことでご相談を受けたトイプードルのワンちゃん。
特に事前に何かにぶつかったり落ちたりすべったりなどの物理的な負荷は無かったそうなので、物理的に椎間板が圧迫された可能性は低そうです。足というよりも腰の筋肉が硬縮することにより生じた病態と思われました。
硬縮した筋肉を緩めるには、血流を改善するのが一番。
血流改善の積極的な方法としては、鍼治療も効果的ですが、今回に関しては症状も軽く食欲/元気もあるとのことだったので、まずはご自宅でのケアでも大丈夫と判断し、以下の指示を出して実践していただきました。
・背中の周辺にすりあわせた手のひらを当てて患部を温める
・冷えて筋肉が硬くなるので、エアコンを消すか弱める
すぐに自宅に戻られて実践していただいた結果…なんと、エアコンを切って、手を当てて温めてからたったの30分で症状が改善したとのこと!一日経った今日は、すでに元気になってふらつきもなく、ジャンプまでしているそうです(笑)
よくよくお話を伺うと、暑がるから~と一日中エアコンを低い温度でつけっぱなしだったとのこと。特に、ご自宅の床がフローリングということで、想像以上に底冷えしていたのだと思われます。
部屋が冷える→体が冷える→筋肉が硬縮する・凝る→腰痛、ふらつきが生じる
というケースです。
筋肉の凝りが原因の場合は、温めることでわりと簡単に改善されるのですが、それに気が付かないと長引いてしまうケースもありますので覚えていてくださいね!
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足のふらつきだけでなく、冷えでお腹をこわす子・膀胱炎になる子もいます。
お伝えした子は幸い、ご自宅でのケアのみで事なきを得ましたが、回復までに時間がかかることも多々ありますので、やはり『冷やさない』ことは大事です!
※冷やさない対策中。
「熱中症が心配」というのは確かなのですが、エアコンでの気温調整は『動くとちょっと暑いよね』くらいでお願いします。夏だからこその、知らないうちの『冷え』には十分注意しましょう!
以上、院長のよもやま話「夏の冷えにご注意!」でした。
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