フィトンチッドとはなんぞや?
フィルウで取り扱っている「消えミスト」と「マウスリセット」の主成分はフィトンチッドという成分です。この耳慣れない成分はどのような効能があるのか?を今回のよもやま話ではお伝えしてみたいと思います。
フィトンチッド (phytoncide) とは、 微生物の活動を抑制する作用をもつ、樹木などが発散する化学物質の総称です。たとえば、植物を傷つけるとその傷からフィトンチッドが発生します。傷口からフィトンチッドを発生させることで傷口での微生物・病原体の繁殖を抑制し、植物が外敵から自分自身を守っているんですね。
1.細菌やカビの繁殖を抑制
2.空気中の有害物質を分解し、空気を浄化
3.消臭作用があり、悪臭を分解
4.精神安定効果
などがあると言われています。
私たち人間は、フィトンチッドという名前がまだ存在しない頃から、そんな植物の力を有効活用しています。
たとえば、食べ物を保存するときに笹や竹の葉でつ つむとか、お刺身にワサビや大葉を添えるとか、ヒノキでまな板を作って雑菌の繁殖を抑えるとか、ヒバ造りの住まいでダニの繁殖を抑えるとか…。
先人たちの知恵にはなるほど~と思わされることばかりです。
植物はその場から動くことができません。動かずに身を守らなければいけないからこそ、フィトンチッドという物質を作り出し、自身にとって有害な生物を排除し、自分たちの身を守ってきたわけなんですよね。
そんな植物のエネルギーが詰まっているわけですから、フィトンチッドがパワフルなのも頷けます。そんな植物の力を、どんどん日常に取り入れていきましょう!
消えミストは室内除菌や消臭に。車の消臭にも非常に効果があるとかないとか…。ペットの体に直接吹き付けてもOK!外耳炎や皮膚炎部分にもお使い頂けます。
マウスリセットは主に口腔内の除菌に使っていただいています。歯周病菌の繁殖をおさえ、口臭や口内炎を予防します。
以上、院長のよもやま話「フィトンチッドとはなんぞや?」でした。