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よもやま話

院長よもやま話

白内障と酸化の関係

愛犬が年をとったなぁと感じる要素のひとつに「目が白くなってきた」という状態があると思います。
いわゆる『白内障』とよばれる状態ですね。

白内障は、黒目の奥にある水晶体部分が白く濁ってくる状態です。
水晶体が濁るのは、そこに含まれているタンパク質が酸化を受け変化するためです。

酸化の要因として考えられるのが、主に光(紫外線)です。
水晶体は光を大量に通すため、どうしても紫外線による酸化障害を受けやすいということもあります。また、加齢により体内の抗酸化物質が減少してくることも、白内障が発症する要因のひとつになります。

「白内障を治すにはどうしたらよいですか?」
「白内障を予防するのに良い食材はありますか?」

よくご質問を受ける内容です。

実際のところ、白内障を食事で治す方法は私にはわかりません。

ただ、白内障が『酸化』が原因で生じている場合は、
・酸化する機会をなるべく減らすこと
・現在生じている酸化を改善させる努力をすること

で、白内障にもよい効果が出ると考えています。

1)酸化する機会をなるべく減らすこと
水晶体の酸化を予防するためには、目から入る紫外線の量をなるべく減らしましょう。

時期で言えば、5月から9月ごろまで、
時間帯で言えば、10時から14時ぐらいまでが紫外線が強くなりますので、
上記の紫外線が強い時期や時間帯を避けながらお散歩するだけでもだいぶ負担は減ります。
また、紫外線対策の準備(犬用ゴーグルやサングラスなど)を行なって外出するのもいいですね。

 

2)現在生じている酸化を改善させる努力をすること
白内障が進行する(酸化が進む)要因として、体内の抗酸化物質が不足していることも考えられます。
そのため、抗酸化物質を食事から摂取するよう意識することも大切です。

「ビタミンC」「ビタミンE」「ポリフェノール」「カロテノイド」
を含む食材を意識して食事に加えてください。

食材から摂取するのが難しいと感じる場合は、サプリメントで補強するのもよいと思います。

また、それらの抗酸化物質・目に必要な栄養素が滞りなく目に届くように、
目周りのマッサージを行い血行をよくするのもオススメです。

いずれも日常のケアの中で行なっていただけることです。
無理のない範囲で、継続して続けていけるよう頑張ってください!

以上、院長よもやま話「白内障と酸化の関係」でした。

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