枝豆
本日は「枝豆」について。
枝豆が店頭にちらほらと並ぶようになると『ビールの時期だなぁ』とついつい感じてしまいます。そのため、”枝豆の旬は夏だろう”と勝手に思い込んでいましたが、ちゃんと調べてみたところ、やっぱり夏でした笑
6月から9月くらいが旬の時期のようですね。
さてさて、枝豆って実は大豆の未成熟なものなんです。とはいっても、大豆とは見た目も味も食感も随分違いますよね。
ということで、枝豆と大豆の違いを調べてみました。
枝豆は、大豆が完熟する前に収穫した状態のもの。
つまり、十分に熟しきっていない状態で収穫されているので、植物分類学上は豆類ではなく野菜類に属します。
名前に豆がつくのに、豆類に分類されないなんておもしろいですよね。
栄養的にも違いがあって、大豆は畑のお肉っていわれるくらい蛋白質が豊富なのは有名です(仏教の精進料理では、お肉を使わない代わりに味噌や納豆などを使って蛋白質を補っているというのもご存知の方は多いのではと思います)が、それ以外にも、炭水化物、ビタミンB群、ミネラルが豊富です。
一方で枝豆は、緑黄色野菜に分類されるくらい、βカロテンやビタミンCが豊富です。
また、大豆よりもみずみずしい、つまり水分を多く含みます。その水分と一緒にカリウムも多く含むので、利尿を促しむくみを予防します。
この辺りが、お酒のおつまみに良いと言われる所以なのかなと。
大豆ほどではないけれど蛋白質も豊富で、枝豆は緑黄色野菜と豆のいいとこ取り食材という印象です。
そう考えると、とっても魅力的な食材なわけですが…
ただ、注意したいのは、豆類が多い食事を食べることで、腸管内にガスが生じやすくなるペットがいます。腸管内にガスが生じてしまうと、腹痛や下痢、嘔吐、食欲不振の原因にもなりますので、そう言った意味では食べさせすぎは要注意。
枝豆であろうが大豆であろうが納豆であろうが、初めて食べさせるときは量や頻度を調整しながら様子をみて食べさせるようにしていただくのが安全です。
常々お伝えしていますが、ひとつの食品を大量に摂取するのではなく”バランスよく適量を摂取する”ということを常々意識しましょう!
以上、食材事典「枝豆」でした。